2014年12月31日水曜日

2014年ありがとうございました

先日入荷したヒアシンスの水栽培用のガラス器です。
こちらも手作りの質感と輝きがとても美しい商品です。
手作りのガラス器は美しさの中にほのかな温かみを感じるという点が魅力的です。


花屋さんで購入したヒヤシンスの球根。紙袋から頭がちょこんとのぞく姿は少しパリっぽい。


セットするとこんな風になります。



これから寒い時期ですが水栽培なので、暖かい室内でぐんぐん芽が伸びていくはずです。
ヒヤシンスの花が大好きなのでとても楽しみです。

そして初めて迎える新居でのお正月用のお花も買ってきました。
たまたま姉が遊びに来ていたのでお花の師範の資格を持っている彼女に特別に生けてもらえました。バランスがとても美しくてさすがです。


2014年は色々なことを始める機会に恵まれとても充実した1年でした。
来年も良い年になりますように。

もちろん皆様にのとっても良いお年になりますことお祈り申し上げます。










2014年12月24日水曜日

先日お買い上げ頂いた器たち

今年もあっという間にクリスマスイブになりました。
今夜はどんな夜になるのでしょうか?

オンラインショップ用の器やガラス作品が続々と入荷しています。まだオンラインショップの準備中ですが(申し訳ありません!)、自宅でも展示していますのでお近くの方や実際に手に取ってみたい方は遠慮なくご連絡くださいませ。数に限りがありますのでお早めにどうぞ。info@platanuscorp.com

先日販売した商品をいくつかご紹介させていただきます。
こちらのソーサーとマグカップです。シックでシャビーな独特な佇まいが魅力的です。
マグカップは程よい大きさと、持ち手をつかむと親指を置ける場所がきちんとあって、それもまたしっくり。。。。
ソーサーは単独で取り皿としても使えますし、写真のようにマグカップと合わせてもお菓子がちょこんと置けて素敵です。薄めで形が美しく、ソーサーとして取り皿として様々に使えます。揃えておくと大活躍の1枚となりそうです。


色違いで、灰釉(黒っぽい色)もあります。


ソーサーは単独だとこんな雰囲気です。
厚みが薄めですっきりとした形をしています。


この器はアーティスティックな遊びのある器なので、あえて釉薬にもムラがあったり、点があったりします。洋食でも和食でも包み込んで美味しく見せてしまう懐の大きさを感じさせます。


こちらは真鍮の箸置き。
実際に叩いて作られる表面の模様にクラフトマンシップを感じ、それがこの作品の奥行につながります。ミニマムで輝きがあり飽きません。


こちらは、手作りのガラスのグラスです。
底にガラスの厚みがあるため安定感があり、とても使いやすい形になっています。手作りならではのガラスのカットは、光があたるとテーブルにキラキラとした繊細な陰影を作ります。ワインや梅酒が合いそうですね。

そして右の楕円形の小付けには、ジャムやバターなどを入れて朝食に使うのも素敵です。こういう小さい形の入れ物は色々な用途に使えて便利です。

買って頂いたお客様の家で活躍する姿を想像するだけで嬉しくなります。

そしてクリスマスなのでささやかにお花を飾ってみました。


メリークリスマス!












2014年12月18日木曜日

新居の完成

新居は無事に完成して、すでに住み始めています。
住みながら今思っていることは、「自分達でプランニングした家というのは、こんなにも住みやすいものなんだ!」という素直な気持ちです。

平均化して設計されている間取りの釘一本打てないような住みづらさや、従来のシステム キッチンの使いづらさというのを改めて感じましたし、玄関のタイル1つ、お風呂の仕様1つとっても自分の好みで全てを選べるというこの満足感はこの上なく大きいです。

作られた空間に住むのではなく、自分たちで時間をかけて作り上げる。住宅に関してこういう満足感を得ることがもっと当たり前になって欲しいなと思いました。
自分の家ならば尚更そのような満足感を追求しても良いのではないかと思います。 そうやって試行錯誤していくうちに家もこなれてくるのかなと。
きっと欧米人の家はそういった試行錯誤の上にあのミックスインテリアがあるのでしょう。

まだまだインテリアを楽しむ余地はきっとある。

生活とともに自宅のインテリアをちょこちょこ工夫したり更新したり、時にはアートを取り入れたり。アートの楽しみ方もあなた自身でいいと思います。その時の自分らしさを最も表現するものがアートなのかなと。

そして季節毎にリビングや子供部屋を飾ったり。そうして生活を楽しむことって本当に人生が豊かになる気がします。

それらのインテリアエレメンツがデコレートするためだけではなく、きちんと機能性と意味をもって空間に存在していることをモットーに、これからもインテリアコーディネートなどをお客様と一緒に考えていけたらと思っています。

最後にほんの少し我が家のリビングダイニングの一部を公開します。
リビングに続くダイニングルームの一角です。
家族が多いのでダイニングテーブルは6人座れるものを選びました。
床材や内装にオーク材を多用して中間色が多かったので、色を引き締めたいと思いテーブルは濃いめのウォールナット材の1枚板を選びました。
このテーブルの脚部は鉄のフレーム でできていて、モダンでシャープな印象になっています。これも決め手の1つでした。



リビングダイニングの主役はやはりフランス人アーティストMarie schuchのアート
「メタリシテ」



リビングダイニングはダウンライト照明となっていますが、作品を照らすためにダウンライトの照明の角度が変えられるユニバーサルタイプのものをこの列は使いました。
ライトに照らされて、「メタリシテ」の陰が浮かび上がっています。



詳しくは来年あたまにオープンハウスをする予定なので、お近くの方、興味を持って下さった方はその時にぜひいらしてくださいね。
詳細はブログでもまたお知らせいたします。


2014年12月9日火曜日

設備機能あれこれ 続き

設備機器あれこれの続きが遅くなりました。
新居の完成、引越、片付けと追われて、すっかり更新が遅れてしまいました。

続きですが、新居の備品等細かい物を全て自分で選びましたが、意外と難しかったのがトイレットペーパーホルダーでした。
ステンレスや樹脂のものはいっぱいあるのですが、ミニマムでシンプルでモダンなデザインで素材がしっかりしているものとなると、探してみるとわかるのですが「・・・ない」という状況でした。
その中で気に入った物がやっと見つかりました。
千葉工作所のこちらです。

 トイレットペーパーの髪を抑える棒もきちんと付いていて、ミニマムなデザイン。
そして素材も時間とともに味がでる真鍮。¥10,152

同じくタオル掛けもこちらを選びました。

機能的でミニマムなデザインであること。そこに優美さやフェミニンさが加わると私の好きなテイストになります。¥3,780


2014年11月5日水曜日

設備機器あれこれ2

キッチンの水洗金具。

私の希望は「形が美しくて、浄水機能がついて使いやすいもの。できれば日本製。」

今回キッチンを色々と見て回った結果、水栓金具はキッチン全体のイメージを左右する非常に重要なアイテムだと気づきました。

IKEAのキッチンなどで水栓金具をいくつも見ていると、日本製はステンレスの光だったり、浄水機能付きだったり、金具部分がしっかりしていて機能は最高ですが、非常に形がダサイのが気になりました。これをつければ「どんな素敵なキッチンでもありきたりにしますよ!」という負の力。こういうディテールが全体のイメージを左右するんですね。あいたた。

しかし、比較的デザインが優秀なIKEAオリジナルの水栓金具などは、形はいいのですが少し形が歪んでいたり、浄水機能はついていなかったり、金具部分がもろくてスタッフさんによると使用しているうちに緩んでしまったりすることが多いのだそうです。やはりIKEAでも限界がある。毎日のハードユースに耐える商品はやはり、一流メーカーで高機能で形が美しいものがいいと思い探した結果。。良いのが見つかりました!!


・三菱レーヨン クリンスイ アンダーシンクタイプ F914


ドイツのグローエ社が三菱レーヨンの「クリンスイ」のために開発した水栓デザイン。
曲線がとても綺麗です。

そして13物質を除去する高性能カートリッジを内蔵しています。やはり水は家族のためにも浄水したものを使いたいですよね。また浄水専用レバーと普通の水のレバーが綺麗に収まっています。

まさに機能と美しさを兼ね揃えた理想的な商品だと思います。こちらも取替ドットコムで購入することができます。

次は迷いに迷ったトイレペーパーホルダーなど。
これもホントあなどれないんです。



2014年10月23日木曜日

設備機器あれこれ1

工事は順調に進んでおります。
そして、設備機器や、細かい仕様などを選ぶのに結構時間がかかりました。
しかし、星の数ほど商品がある中、どれが一番我が家にとってベストなのかを選ぶ作業はコストとの兼ね合いが難しいながらも非常に楽しい時間でした。

選んだ設備を御紹介いたしますね。

・食洗機
まず、主婦にとって最も大切な設備機器である食洗機は、大きさと性能面からミーレを選びました。ミーレは扉の面材もキッチンと同じ木材に帰られるので一体感が出てキッチンに馴染みます。実家でもミーレの食洗機を使っていて、値段は高いのですが故障があった時の対応の良さを知っているので、45cm幅の2段式カゴでこちらを選びました。面材が白ではなく木材になります。


中のカゴはこんな感じになっています。鍋も洗える大型サイズ。

日本製の食洗機を使っている経験からすると、乾燥が熱風の強制乾燥ではない点と食洗機自体の大きさが魅力だと思います。日本のものだと、カラッカラにピカッピカに仕上がりますが、ちょっとでもデリケートなものは一切入れられません。また家族が多いと1回で入る量が少ないので何回も回さないといけません。結果的に待てなくて手で洗っていましたが、鍋まで入れて洗えてしまう大型食洗機はやっぱり魅力的です。やはり作家さんの器はデリケートなものなので、乾燥はできるだけソフトに、優しいものがいいと思っていました。少し水滴が付くぐらいが、器好きにはありがたいのです。それでもやっぱりお気に入りの作家さんの器は手で洗ってしまうことも多いです。

・ビルトインコンロとオーブン

オーブンとガスグリルは最近はデザインの優れた日本製があるので日本製にしようと思っていました。選んだ物はリンナイのデリシアグリレの旧バージョン。よってこれは格安に手に入れることができました!


最近のビルトインコンロの機能と言ったら・・・私は必要ないんじゃないかってぐらいに機能豊富で優秀です。以前と違って使いやすくて洗いやすいグリル。魚焼きグリルというイメージを覆します。これで何でも焼けてしまいます。またこのグリルにはダッチオーブンも入るので、ちょっとしたオーブン料理もできてしまいます。揚げ物やご飯炊きもコンロに任せて温度調整もしてくれますので、安心。ガスコンロはこの10年で本当に進化しました。これだけ機能豊富なグリルが付いていればオーブンは必要ない?ような気もしましたが、キッチンが新しくなったら子供と一緒にクッキー焼いたり、オーブン料理を色々作りたいと思っていたので、オーブンもしっかり付けました。

リンナイのこちら。シンプルでありながら、なかなかデザインも優秀です。


これらの設備機器は、キッチンを設置してくれる家具職人、また依頼している工務店も「施主支給」という方針だったので、私が直接選んで発注しました。手間暇はかかりますが、安価に仕入れるのならば、やり方の1つとしておすすめです。ただし「施主支給」を嫌がる工務店さんなどもいますので、一言断りを入れる必要があります。

ちなみに私が利用させていただいたお店は「取替.com
ネットの会社ですが、請求書発行依頼や取り置き期限の相談などの電話応対が大変良い会社でした。商品もとてもリーズナブルだったと思います。エアコンもここで購入しようかと思っています。

次回はキッチンの蛇口とトイレ用品などに続きます。


















2014年10月9日木曜日

リノベーションについて

今回のマンションのリノベーション計画においては建築家の先生に設計をお願いしましたが、私たちの「こういう風に作りたい」という気持ちを抑えることができず、最終的には部分的に建築家の先生の設計案を採用し、大部分は自分たちで設計し直すことにしました。

玄関、キッチン、洗面&浴室、書斎、細かいディテールもろもろ大部分自分たちで再度考え直しました。やはり私も主人も好みやこだわりが強いので、最終的にはこのような形がベストだったなと思います。

もちろん私たちだけの力で全てをやることは無理なので大工さん、建築家の友人、様々なプロの力を借りて、今実現中です。そして日々の監理業務をしながら、みんなで作り上げることの面白さを体験しています。

特にブログでも紹介していましたが、キッチンに関しては心を砕きました。この部分に関しては全体のイメージを司るので、何度もキッチン案を考えて、トータルイメージに合う魅力的なキッチンを探しました。
この過程で何度か建築家の先生の意見をお伺いしようとも思いましたが、自分で試行錯誤することが今後の糧になると思い、時間との戦いでしたが全て自力でやることにいたしました。結果とても素敵なキッチンができあがりそうです。

当初の計画通りにいかなくても、すぐに誰かの答えを求めるのではなく、自分でベストな回答を導けるまで考えること。

これが自分にとって大切で、貴重な経験になるのだとわかりました。


念願の床暖房も入れました。
とても性能がよくてランニングコストも安い優秀な商品です。
導入費用もガス式と変わらないか少し安いように感じました。


電気式床暖房ピアサーモ

大工さん曰く、施工も慣れちゃえば楽だそうです。配線だけ1枚毎につなぐのでそこだけ気をつければという話でした。何と言っても薄さ0.6mmですからね。上の写真の床の白いものが装置です。この上にフローリング材を敷いていきます。

自分たちの納得する商品を入れて、施工してもらっています。最後まで話し合って、施主が納得さえすれば、料金は少し高くなっても仕方ないという部分があります。そこまで時間がかかるかもしれませんが、施主が結論を出すまで建築家は待つ必要があるでしょう。

ただ対話が最後までできないことの方が実際の現場では多いのではないでしょうか?
建築家が最後まで関われない、見切りをつけてしまうこともあるでしょう。
大切なことは一方的なやり取りではなく、人として誠実に施主と向き合うことだと思います。








2014年9月26日金曜日

解体

工事が始まりまして大体3〜4日ぐらいでほぼ内装は解体が終わってしまいました。
結構あっけないものです。
一瞬ですが92㎡がワンルームになりました。
2人暮らしでこれぐらいの広さが1番調度よいのではないでしょうか?
我が家は家族が多いので断腸の思いで部屋を仕切らねばなりません。

工事は床に下地を敷いて、大工さん達が鉛筆で下地に書き込みをしながら、たまに消しゴムで消しながら印をつけて(こんなところでえんぴつと消しゴムが大活躍!)柱を立てていきます。


こんな感じに柱を立てたり、無駄なスペースを壊したりもします。
最後に迷っていたバスと洗面台をやり替えることにしたため、当初は予定していなかった洗面台の解体なども昨日今日してもらいました。
実際に床を開けてみて思わぬところにガス管があったりして、図面を少々変更しなければならなくなったり、当初の主人の要望を付け足したりもしました。
まだまだ工事は続きます。

2014年9月16日火曜日

自宅のキッチン

ちょうど明日から中古マンションで購入した新居の全面的な改修工事が始まります。
もう家の中はこんな感じになっていました。

図面は色々と変更点などもあり今日はその打合せもしました。
なかなかいいイメージも湧いてきて、付け足したい棚などもあり。

そして前回迷っていたキッチン。
今回は納期と在庫切れのためSANWAさんは、上手くスケジュールが合いませんでした。IKEAさんはというと主人から、一言。。
「日本製がいい。だってやっぱり外国っぽいもん」

と言われまして、確かにスキッとした和室のある我が家にはベストチョイスではないと思い断念しました。オーク材の無垢の天板にはとっても惹かれたのですが。。。

最終的には以前、新居のキッチンの見積を依頼していたフリーハンドイマイさんのオーダーキッチンを入れることになりました。イマイさんの作品はあたたかみがありながらもスタイリッシュな雰囲気があり、とても気に入っていました。お値段的な部分もあり他も検討してみましたが、やはりイマイさんの作るキッチンの雰囲気は得難いものがありました。私の希望として、やはり人の手のぬくもりを感じるクラフト感と年月ととに愛着が増す木製のキッチンにしたかったのです。年月とともに風合いが増すキッチンであれば料理をしていても楽しいだろうなと思います。

以前の職の時に年月が経ってキッチンを交換するというリフォームを数多く見てきましたがとても味気なく、無駄のように思えたのです。

フリーハンドイマイさんのこんな感じのキッチンにしようかと思っています。
テーブル位置等のレイアウトは異なりますがキッチンの雰囲気は近いかなと思います。



フリーハンドイマイ様ホームページより転載

キッチンが決まって一番ホッとしました。



2014年9月15日月曜日

T夫妻の別荘打合せ 14/09/14

速いペースで行われているT夫妻の別荘の打合せ。
前回の打合せから約1週間経ちました。
T夫妻のご希望を更に反映させて、今回は基本設計の最終的な段階です。

今回の打合せ資料では、玄関の位置が決まりました。
そしてシャワーや浴槽やトイレといった設備のベーシックプランが山嵜先生より提案されました。このベーシックプランはとても大切なことで、膨大な設備機器を1人で考えて選び出すというのは大変な作業です。全体の中でのメリハリや調和もありますし、設備機器の場合は使い勝手も大変重要です。そこはプロが今までの経験から調和と使い勝手と価格を考慮してベストな商品をベーシックプランとして選定してきます。

そしてこのベーシックプランに建築家の個性が現れます。
建築家の皆様はそれぞれお気に入りのおすすめの設備商品を持っていて、それをたたき台にお客様の更なる要望があった際には取り入れるというスタイルが多いです。
例えば建築家の先生方は、やっぱり洗面器は独デュラビット社のものがお好みなのね。みたいな。このようにベーシックプランはとても興味深いものがあります。コレクションしたいほど。。



1階




接道面は下になります。

2階




この別荘は、T夫妻のご希望により東京で暮らしている都心のスタイリッシュなマンションとは異なる別荘ならではの楽しいテイストを多く取り入れてプランニングしてもらいました。

例えば、1階は玄関から広い開放的なテラスへ入って、リビングルームという動線。スキー板を乾燥できる窓付き大型納戸。キッチンはシンクからダイニングテーブルまでカウンターが一直線で続くスタイル。そしてシャワールーム付きのバスルーム。窓からは星が眺められます。緑あふれる奥様のアトリエ。集まった人々の心を炎でリラックスさせる暖炉。仲の良いファミリーなので、奥にはご両親のベッドルームもきちんと準備。この家でT家ファミリーの皆様が集まって、リラックスする様子が目に浮かびます。

2階は御夫妻のベッドルームに子供達がごろ寝できる6帖の和室。そしてゲストルームも完備。吹き抜けも多くあるため開放的で一体感を感じる空間となるでしょう。

ちなみに山嵜先生の作る玄関位置のポイントは、「階段を上って正面に玄関」という位置ではないこと。これだと道路を通る人から家の中が見えてしまうからです。確かにそれはスマートではないかも。だって人はつい中を覗いてしまいたくなりますよね!

写真を拡大していただけるとよく分かるかと思いますが、「階段を上ってから向きを変えて左手に玄関」という位置。こういうところに、ちょっとしたゆとりとプライベート感が現れるのです。そしてゆとりは玄関の外照明を際立たせることでしょう。「ここから中はどんな風だろう?」この別荘を訪れるお客さま達の期待値もあがりますね。

家族の生活スタイルや好みを取り入れて間取りを提案をしてもらえるのが、建築家との家作りの最大のメリットと言えるでしょう。自分たちの希望が反映された間取りだと過ごしていてストレスがなく本当に快適です。そしてこれが愛着へとつながります。

自分たちの人生の「縮図」と言っても過言ではない「間取り」。それぐらい「間取り」は例えマンションであっても大変重要なのです。

家づくりは「3回作らないと満足した家は作れない」とも言われます。
普通の人がたかだか1回建てるだけでは、どう1人で頑張ってもなかなか満足のいくものを作るのは難しいと思います。
そこをプロの建築家やインテリアコーディネータの力を借りて作っていくことで満足度の高い住宅やインテリアをお客様に建てていただけるのではないかと思います。
興味のある方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。

プラタナス商会こちらまで。

次回の打合せはいよいよキッチンの選定です。




2014年9月13日土曜日

思わず・・・

新居のリフォームの件。

紆余曲折がありながら先日無事に渡辺工務店さんと工事請負契約を結ぶことができました。紆余曲折はまた後ほど詳しく述べるとして・・・。

渡辺工務店さんは著名な建築家の設計した家を造る腕のいい大工さんです。息子さんと一緒に小規模に工務店をされています。主人の実家の改修もしまして、その際に取りつけた庇の出来はそれはそれはとても美しいものでした。もちろん純和風ですが。

そして棟梁の人柄がいいと、まわりの方々から渡辺工務店さんを推薦されました。そして初めて棟梁にお会いして感じたこと。それは棟梁が持っていらっしゃるオーラがとても・・・・綺麗なのです。

いわゆる美輪明宏さんがいうオーラとか前世というものが、私に良くわかるわけではないのですが(美輪さんは人生の師匠です)、あの初対面から私が持ち続けているこの印象を一言で表現するのであれば「オーラが綺麗」ということではないかと。

「オーラ」というと嘘くさい雰囲気もただよいますが、笑、ごくごく自然に考えてみれば、その人が心の中でもっている精神のあり方が、雰囲気となってにじみ出てくるということなのでしょう。「棟梁がいいから職方さんたちも皆よい人達ばかりなのよ〜。」と義母が何度も言っていたのが印象的でした。

お話をすればするほど、この人達と仕事をしてみたいなと思いました。
話をしていて、そう思わせるところがあるのです。

もちろん他にも良さそうな工務店さんはあったのですが、何か歩み寄れないというか壁があったように思いますし、見積の修正をお願いしていたら向こうからあっさりとお断りをされてしまいました。。。。

結果、渡辺工務店さんにお願いすることになり先日契約を交わし、無事に月曜日からリフォーム工事が始まります。随時そちらもレポートいたしますね!

そして今日息子さんに工事のために新居の鍵をお渡ししました。その際に頼んでいた請求書をいただきました。

家に帰って封筒から請求書を出すと他に一枚の手紙が入っていました。
「手紙・・・・?」



この手紙を読んで思わず涙が出そうになりました。少し出ていたように思います。笑
棟梁のまごころに触れて胸がいっぱいになりました。
これから約2か月。
お互いに努力しながら、最後まで渡辺工務店と一緒に頑張っていきたいと思います。





2014年9月8日月曜日

T夫妻の別荘打合せ 14/09/06

弊社の建築家紹介でT夫妻に山嵜雅雄建築研究室様を御紹介させていただきまして、打合せを重ねております。
作業的には来年の消費税増税を見込んで、速いペースで進んでいます。
今の予定だと来年の5月に完成予定です。

T夫妻のご要望

・絵が好きな奥様の開放的なアトリエを作ること
・子供達が広々とした空間で遊べること
・お義母様が将来的に喫茶店を開けるようなレイアウトにすること
・30坪ぐらいの大きさで作りたいこと
・大家族で集まれる空間にすること
・広いテラスが欲しい
・暖炉が欲しい


このような要望を伝えて、山嵜さんが第1回目のプレゼンテーションの際に準備してくれた模型です。
開放感があって素敵なデザインです。



別荘地の場所の積雪量を考慮して、片流れの屋根にしてもらっています。
傾斜がついているので雪が自動的に裏手に落ちて、開放面には積もらないので雪が視界を遮りません。

中をのぞいてみる奥様。
「こんな風になるのね〜!」
模型があるとさらにイメージが脹らみます。


外観をすごく気に入ってくださいました。
「カッコイイ・・・・・」と。

外観はシンプルに。そして内装は思いっきり奥様の夢を実現するというコンセプト。
開放感のあるアトリエを作り、暖炉を作り、別荘暮らしならではの楽しいお風呂やキッチンがいいと希望もどんどん具体的になってきました。そしてT夫妻が家族で冬に楽しむスキー板を置く風通しの良い納戸や、大家族で楽しく入れるお風呂なども今回要望としてプラスしました。今後は使いやすさや動線、生活スタイルを考えて、徹底的に間取りを工夫していきます。もちろん費用も。
それがオーダーメイド建築の良さですね。

次の打合せが楽しみです。

キッチン

キッチンは女性にとって城とも言うべき大切な場所。
私はキッチンとは「毎日料理を作って、片付けるという時には苦痛も伴う場所」でもあると思うので、できるだけ使うことが楽しいキッチンがいいなと思います。
もちろん普通に台所作業ができる日もありますが、「何もしたくないーーーー。」
という日もあります。でも片付けるのが楽しいと思えたら最高。
それはキッチンに愛着が持てるということにかかるのではないかと。

愛着が持てるキッチンってどんなイメージでしょうか?

どのキッチンを自宅用に入れようか?と考え始めると、私にはいくつかの前提条件があることがわかりました。

1.キッチンを決めすぎないこと。
→クールだけどもアクセントを取り入れた遊び心のあるニューヨークテイストが好み

2.オーブンや大型食洗機など望んでいる機能は揃えること
→オーブンを入れると雰囲気が壊れるみたいなキッチンは実用的ではないかも

3.リラックスした雰囲気があること
→料理をして、そこで生活している気配を感じるあたたかい雰囲気が好き

4.低価格であること
→高ければそれなりにかっこよく作れるのです

以上を踏まえてメーカーを選ぶと2つのメーカーに絞られました。

1つはIKEA。もう1つはSANWA COMPANY。

世界のIKEAと日本のSANWAと言えばいいでしょうか。
どちらも業界に流通革命と価格破壊をもたらした気鋭の会社です。

IKEAは欧米ならではのキッチンの使いやすさや天板やシンクもカスタマイズして組み合わせできるメリット、そして使いながら引き出しの中を小物類でアレンジメントしたり、一部にワゴンを入れたり、使い勝手をバージョンアップさせていくことができます。この楽しさはIKEAだからこそ。
デザインも欧米特有の決めすぎない「抜け感」があって、すごく魅力です。
このステンレスの扉にオーク材の天板。上に付けたシェルフといい、抜け感のあるかっこいいデザインです。


こんなふうに「引き出せるワゴン」を天板の下に組み合わせてすっぽり入れることもできます。最初にプランニングするときにワゴン用スペースを作ってレイアウトできますし、ワゴンもバラエティ豊かに揃っています。ありそうでない。こういうキッチン。。。



そして、シンク下の引き出しの中をゴミ分別スペースにすることができます。
よって、ゴミ箱が一切キッチンに出ることがないのです。
これはIKEAのキッチンの一番素晴らしいところです。
ゴミ箱ないだけでキッチンはどれほど美しくなるか。



さて、日本のSANWAが作ると同じステンレスキッチンもこんなにCoooooooL!
そしてステンレスの厚み、細部、全てに日本の職人技が冴え渡ります。
何と言ってもMADE IN JAPANという安心感。
そしてIKEAキッチンを10万円程度上回るぐらいの値段設定。




日本を代表する無印良品とのコラボ作品も新作で出しています。
こちらもかなり魅力的。やっぱりCoooooooL!
お値段もやはりIKEAキッチンをちょっと上回る程度。



欠点はあまりカスタマイズができないこと。天板などは選べません。
でも扉の色は写真のウォールナット、オーク、グレーから選べます。
引き出し内部が大きいのでIKEAのゴミ分別箱を入れられそうです。

この違い分かっていただけたでしょうか?

甲乙つけがたいキッチン。
どちらに皆様は惹かれるでしょうか?









2014年8月25日月曜日

草間雅子先生

こんにちは。最近は日差しに少し秋の気配を感じますね。
今仕事で収納の草間雅子先生のイメージ編集およびHP監修をやらせていただいていまして、今日は草間先生の新HP公開の日でした。今日までイメージの打合せを重ね、文章をまとめ、写真などを撮り、HPデザインを調整して本日無事に公開できました。

先生とは以前雑誌の仕事をしていた時のご縁なのですが、私自身やはり雑誌的なプレゼンテーションが好きなので、こういう仕事もとてもやりがいがあります。

先生のエレガントな収納メソッドを上手く伝えられたかと思うのですがいかがでしょうか?良かったらお時間のあるときに覗いてみて下さい!

草間雅子の美的収納メソッド 

http://felice-room.jp



ええ。大変美人な方でございます。。。。
こういう美しい女性は励みになります。。。

収納に興味のある方、収納に困っていらっしゃる方、家の中の一部屋が納戸と化している方、是非一度ご相談してみてくださいませ。
美しくて楽しい世界が待っています。



2014年8月14日木曜日

韓国へ

久しぶりに韓国へ行ってきました。

物心ついた頃から定期的に訪れている韓国は、渡韓の度に異なる表情を見せてくれるエネルギッシュな国です。

30年ぐらい前はソウル駅には同い年ぐらいのホームレスの男の子がチューインガムを売っていて衝撃を受けました。
15年ぐらい前は喫茶店のテーブルの上には電話が必ず置いてあって、他のテーブルからナンパの電話がかかってきたものでした。
10年ぐらい前は新沙洞やアクジョンドンにおしゃれな店が増えつつあり、シュリなどの映画が流行っていた頃でエンターテイメントの国として少しずつ変わってきたなと思いました。
今回の旅では、日本よりも欧米の影響を強く受けた優れたデザインのものが街中に多くなってきたなという印象でした。
ここ4〜5年位のデザインの躍進ぶりに目を見張ります。

このデザイン。紀伊國屋は負けたか!?


そして上記にあげるように「これ!」と思ったものにみんなで「わーーー」と短期間で傾倒する凄まじさは、この国の魅力でもあり短所でもあるのかもしれません。

こういう部分があると、どうしても伝統的なものやスローな良いものが取り残されて忘れ去られていきがちだからです。

今回の旅では、デザインの進化を肌で感じながらお会いしたかったアーティストである金さんにもお会いでき、色々お話しできました。金さんのアート哲学などをお聞きして、どういう風に今後日本で紹介していくかなども相談できました。


また「歩いて回る小さなソウル」の著者である鈴木ちひろさんにもソウルのカフェでお会いできました。彼女は以前編集部でご一緒させていただいたご縁もあり、韓国で結婚したというお話を聞いて久しぶりにソウルでお会いしたいと思っていました。

韓国人男性と結婚した鈴木さんは、もちろん文化の違いがありながらもすごく幸せそうでした。韓国という場所でお会いした鈴木さんの芯のある優しい雰囲気は、静かながらも優しい凛とした花のようで素敵でした。どんな国にいても私らしくあることっていいですね。


彼女とカロスキル通りにあるとびきりお洒落なBloom and gouteというカフェでお茶をしました。テラスの素敵なとてもパリっぽいお店でした。日本でもなかなかないなーこういうお店は。おしゃれすぎて、少し困ってしまうぐらいです。くつろげないというか。笑








楽しいカフェタイムの後は彼女おすすめのチョンソヨンの食器匠という店に行きました。チョンソヨンの食器匠はコンセプトのあるとても魅力的なお店でした。場所も日本で言うなら青山のような超一等地。そこでギャラリーと一緒にこんなお店を持つことができたら。。。楽しそうです。
そのような意味合いにおいても刺激を受けました。
お店の写真が無くてすみません。
丸い台皿とモダンな箸置きを2種類購入しました。
木製のトレー関係も充実していてとても良かったのですが、お値段が正直びっくりするぐらい高くて買えませんでした。木製の大きめのランチョンマット的に使えるトレーで
日本円で1枚2万5千円!!!
でもコーディネートのイメージがとても良かったのでいい勉強になりました。
オリジナルのものを作ろうという気概が感じられて、そういうお店は見ていてすごく刺激を受けます。

その後は、友人宅にて手料理ディナーをごちそうになりました。自分がこうして子供や
家庭を持つと外でもてなすことの方が簡単だと思うようになりました。
一番嬉しいのは手作りを家でもてなされた時。おもてなしの心が伝わってきてとても幸せな気分になれます。その味の優しいことと言ったら。
私もそういう風に旅人をもてなしたい。
そしてその期待に答えるために、ものすごく食べてしまいました!


それから夜10時ソウル発のKTXで釜山に戻りました。こんなに夜行で帰れるのも子供がいないからこそできること。と思っていたら、案外子供が乗っていてびっくりしました。笑

こんな風に2泊3日の弾丸ツアーはあっという間に終わりました。
大人だけの贅沢な時間だったので行きたい場所、逢いたい人にみんな会うことができ、
韓国というエネルギッシュな街の空気を存分に吸って刺激を受けて、私も俄然やる気が湧いてきました!とても幸せなひと時でした。また必ず。。。