2014年7月15日火曜日

陶芸家のアトリエと鶴川という場所

先日はオンラインショップの器の買い付けに陶芸家さんのアトリエまで行ってきました。
実際に商品を見てあれこれ選定できるので、イメージも湧きやすくコーディネートアレンジもしやすかったです。また陶芸家さんからエピソードをお聞きしながら器を選べるのはとても楽しいひと時でした。お昼御飯も忘れてしまうほど。今度は2人分のお弁当を準備して伺いますね!

良い内容の秋冬ものを選定ができたと思います。オンラインショップのオープンは2014年10月を予定しています。皆様楽しみにしていてくださいね。
一番下の写真は陶芸家さんのガス窯です。すごく大きくて人が入れちゃうぐらい。
ここでゼロから物を生み出しているなんて素敵だなあ。彼女の作る器は大らかでアーティスティックで美しい。使えば使うほどに愛着が湧いてくる器たちなのです。








今回伺った場所は神奈川の郊外の町。白州次郎氏が住まいを移したことで有名になった「鶴川」という場所です。初めて鶴川に行きました。きっと白州氏が住んでいた頃は本当に緑豊かな田園だっただろうと思わせる場所でした。イギリス仕込みの紳士である白州氏がカントリージェントルマンとして都心から移を移すにふさわしい場所だったのでしょう。しかし今の鶴川は残念ながら普通のどこにでもある郊外の町となってしまいました。ユニクロがあり、ファミレスがあり、みんな好き勝手に家を建てて住んでいます。オレンジ色の家あり、茶色の家あり。。一昨年白川郷に行ったときに「日本で一番美しい村」と書いてありました。私たちは美しい村という概念をすっかり忘れてしまっているのではないでしょうか?

色を限定してその風土にあった素材で統一感を持って家を建てることで、美しい景観を得ることができます。「我が家を目立たせよう」「好きな色に塗っちゃえ」とか「うちはスペイン風、あそこの家はフランス風」というのではなく、景観にとけ込む家をみんなで目指せばどんな家を作ればいいのか自然に答えが出てくると思うのですが。
そうやってみんなで景観というのは守るものだと思います。本来。
何も京都や那須など景観規制がある地域だけが特別ではありません。

悲しいことに失われてしまった景観は二度と手に入れることはできません。
埼玉の郊外も神奈川の郊外も美しい郊外を作る=都市計画をすることが日本は苦手なのかなと思います。あともう一歩掘り下げて行くと戦後の農地改革とも関係が出てきそうですね。土地が小間切れにされたこととも深く関係がありそうです。

白州邸のようなスピリットが根付く場所。もっとそこを文化の香りと美意識の漂う魅力的な郊外にしてほしかった。
まだあきらめる必要はない?
そのために、これから何か少しでも私たちにできることってあるのでしょうか?

2014年7月9日水曜日

コストコントロール 続き

その後コストコントロールはどうなったのかと。
再度雷に打たれたのかと。
皆様きっと気にされていたことだと思います!?
更新するまでに時間がかかってしまいすみませんでした。
結論はというとまだ上手く調整がすんでおりません!笑
間取りには希望がてんこもりだったので、引戸の数を減らす等してシンプルに間取りをチェンジして再度見積をお願いしましたが、それでも正直なところ「あんまり金額が変わっていなかった・・・」という感じでした。
我が家は主人がシンプルに「無い袖は振れませんよ」というタイプなので何とか、何としてでも予算以内におさめなくてはいけません。

そうすると、考えられる選択肢としては
「他の工務店さんを探す」に尽きるのです。
今、他の選択肢としてはおふた方。
知人の建築家から紹介していただいたW工務店さん。もうひと方は、手嶋建築事務所からの紹介の工務店さん。

ただいま再度このお二方に見積を依頼する方向で調整しております。
予算がどうにも上手くいかないので、なんだか不安な日々を過ごしています。
どうにか光明が差してくるといいのですが。。。
また随時レポートいたします。




2014年7月3日木曜日

建築家紹介

先日、弊社の行っている業務である「建築家紹介」の初顔合わせでT夫妻を山嵜雅雄建築研究室様にご案内しました。

T夫妻は、お子様が3人いらっしゃる都心在住の共働きの御夫婦です。

「週末にテラスでくつろぎ子供達と庭で遊びたい」

「光が入るアトリエで創作活動をしたい」

「暖炉が欲しい」

などのご希望により、親族が土地をお持ちの山梨県に別荘を建てる計画をお持ちでした。
色々とイメージやお話をじっくりとお聞きして、多くの建築家の中から3名ほど候補を絞り御提案させていただきましたところ、御予算や理想の実現性、コストコントロールの観点から、山嵜雅雄建築研究室様を御紹介させていただくことになりました。
山嵜様はお人柄とコストコントロール、およびイメージの具現化に長けた優れた建築家のお一人です。

T夫妻の夢の詰まった別荘がどんな風に計画そして実現されていくのか。随時ここでレポートさせていただきたいと思います。

まずは、山嵜さんより御依頼主様用のアンケートシート(約10枚!)が入ったCDを受け取り、パソコンで入力して山嵜さんに提出するという宿題をもらったT夫妻。少々もどかしくて時間のかかる作業ではありますが、イメージを言葉にすることで頭が整理されてより理想が明確になってきますのでとても重要な作業のひとつです。山嵜さんのアンケートシートはパソコンで入力できるというのも魅力です。心理的に手で書くよりも楽なので。

また今の時期、建物を建てるにはとても良い時期だといえます。消費税増税前の8%で建物を建てられるぎりぎりの時期だからです。今からスタートすればなんとか間に合うかもしれません。

最後に奥様が大切に温めてきた別荘のイメージを皆様とも共有させていただけたら。
現代的で少しパリっぽい雰囲気がお好きな奥様。そこに少しアジアンな要素も入れたいなとおっしゃっていました。私もとても楽しみにしている別荘計画。少しずつはじまりそうです。