2014年9月26日金曜日

解体

工事が始まりまして大体3〜4日ぐらいでほぼ内装は解体が終わってしまいました。
結構あっけないものです。
一瞬ですが92㎡がワンルームになりました。
2人暮らしでこれぐらいの広さが1番調度よいのではないでしょうか?
我が家は家族が多いので断腸の思いで部屋を仕切らねばなりません。

工事は床に下地を敷いて、大工さん達が鉛筆で下地に書き込みをしながら、たまに消しゴムで消しながら印をつけて(こんなところでえんぴつと消しゴムが大活躍!)柱を立てていきます。


こんな感じに柱を立てたり、無駄なスペースを壊したりもします。
最後に迷っていたバスと洗面台をやり替えることにしたため、当初は予定していなかった洗面台の解体なども昨日今日してもらいました。
実際に床を開けてみて思わぬところにガス管があったりして、図面を少々変更しなければならなくなったり、当初の主人の要望を付け足したりもしました。
まだまだ工事は続きます。

2014年9月16日火曜日

自宅のキッチン

ちょうど明日から中古マンションで購入した新居の全面的な改修工事が始まります。
もう家の中はこんな感じになっていました。

図面は色々と変更点などもあり今日はその打合せもしました。
なかなかいいイメージも湧いてきて、付け足したい棚などもあり。

そして前回迷っていたキッチン。
今回は納期と在庫切れのためSANWAさんは、上手くスケジュールが合いませんでした。IKEAさんはというと主人から、一言。。
「日本製がいい。だってやっぱり外国っぽいもん」

と言われまして、確かにスキッとした和室のある我が家にはベストチョイスではないと思い断念しました。オーク材の無垢の天板にはとっても惹かれたのですが。。。

最終的には以前、新居のキッチンの見積を依頼していたフリーハンドイマイさんのオーダーキッチンを入れることになりました。イマイさんの作品はあたたかみがありながらもスタイリッシュな雰囲気があり、とても気に入っていました。お値段的な部分もあり他も検討してみましたが、やはりイマイさんの作るキッチンの雰囲気は得難いものがありました。私の希望として、やはり人の手のぬくもりを感じるクラフト感と年月ととに愛着が増す木製のキッチンにしたかったのです。年月とともに風合いが増すキッチンであれば料理をしていても楽しいだろうなと思います。

以前の職の時に年月が経ってキッチンを交換するというリフォームを数多く見てきましたがとても味気なく、無駄のように思えたのです。

フリーハンドイマイさんのこんな感じのキッチンにしようかと思っています。
テーブル位置等のレイアウトは異なりますがキッチンの雰囲気は近いかなと思います。



フリーハンドイマイ様ホームページより転載

キッチンが決まって一番ホッとしました。



2014年9月15日月曜日

T夫妻の別荘打合せ 14/09/14

速いペースで行われているT夫妻の別荘の打合せ。
前回の打合せから約1週間経ちました。
T夫妻のご希望を更に反映させて、今回は基本設計の最終的な段階です。

今回の打合せ資料では、玄関の位置が決まりました。
そしてシャワーや浴槽やトイレといった設備のベーシックプランが山嵜先生より提案されました。このベーシックプランはとても大切なことで、膨大な設備機器を1人で考えて選び出すというのは大変な作業です。全体の中でのメリハリや調和もありますし、設備機器の場合は使い勝手も大変重要です。そこはプロが今までの経験から調和と使い勝手と価格を考慮してベストな商品をベーシックプランとして選定してきます。

そしてこのベーシックプランに建築家の個性が現れます。
建築家の皆様はそれぞれお気に入りのおすすめの設備商品を持っていて、それをたたき台にお客様の更なる要望があった際には取り入れるというスタイルが多いです。
例えば建築家の先生方は、やっぱり洗面器は独デュラビット社のものがお好みなのね。みたいな。このようにベーシックプランはとても興味深いものがあります。コレクションしたいほど。。



1階




接道面は下になります。

2階




この別荘は、T夫妻のご希望により東京で暮らしている都心のスタイリッシュなマンションとは異なる別荘ならではの楽しいテイストを多く取り入れてプランニングしてもらいました。

例えば、1階は玄関から広い開放的なテラスへ入って、リビングルームという動線。スキー板を乾燥できる窓付き大型納戸。キッチンはシンクからダイニングテーブルまでカウンターが一直線で続くスタイル。そしてシャワールーム付きのバスルーム。窓からは星が眺められます。緑あふれる奥様のアトリエ。集まった人々の心を炎でリラックスさせる暖炉。仲の良いファミリーなので、奥にはご両親のベッドルームもきちんと準備。この家でT家ファミリーの皆様が集まって、リラックスする様子が目に浮かびます。

2階は御夫妻のベッドルームに子供達がごろ寝できる6帖の和室。そしてゲストルームも完備。吹き抜けも多くあるため開放的で一体感を感じる空間となるでしょう。

ちなみに山嵜先生の作る玄関位置のポイントは、「階段を上って正面に玄関」という位置ではないこと。これだと道路を通る人から家の中が見えてしまうからです。確かにそれはスマートではないかも。だって人はつい中を覗いてしまいたくなりますよね!

写真を拡大していただけるとよく分かるかと思いますが、「階段を上ってから向きを変えて左手に玄関」という位置。こういうところに、ちょっとしたゆとりとプライベート感が現れるのです。そしてゆとりは玄関の外照明を際立たせることでしょう。「ここから中はどんな風だろう?」この別荘を訪れるお客さま達の期待値もあがりますね。

家族の生活スタイルや好みを取り入れて間取りを提案をしてもらえるのが、建築家との家作りの最大のメリットと言えるでしょう。自分たちの希望が反映された間取りだと過ごしていてストレスがなく本当に快適です。そしてこれが愛着へとつながります。

自分たちの人生の「縮図」と言っても過言ではない「間取り」。それぐらい「間取り」は例えマンションであっても大変重要なのです。

家づくりは「3回作らないと満足した家は作れない」とも言われます。
普通の人がたかだか1回建てるだけでは、どう1人で頑張ってもなかなか満足のいくものを作るのは難しいと思います。
そこをプロの建築家やインテリアコーディネータの力を借りて作っていくことで満足度の高い住宅やインテリアをお客様に建てていただけるのではないかと思います。
興味のある方がいらっしゃいましたら、いつでもお気軽にご相談くださいませ。

プラタナス商会こちらまで。

次回の打合せはいよいよキッチンの選定です。




2014年9月13日土曜日

思わず・・・

新居のリフォームの件。

紆余曲折がありながら先日無事に渡辺工務店さんと工事請負契約を結ぶことができました。紆余曲折はまた後ほど詳しく述べるとして・・・。

渡辺工務店さんは著名な建築家の設計した家を造る腕のいい大工さんです。息子さんと一緒に小規模に工務店をされています。主人の実家の改修もしまして、その際に取りつけた庇の出来はそれはそれはとても美しいものでした。もちろん純和風ですが。

そして棟梁の人柄がいいと、まわりの方々から渡辺工務店さんを推薦されました。そして初めて棟梁にお会いして感じたこと。それは棟梁が持っていらっしゃるオーラがとても・・・・綺麗なのです。

いわゆる美輪明宏さんがいうオーラとか前世というものが、私に良くわかるわけではないのですが(美輪さんは人生の師匠です)、あの初対面から私が持ち続けているこの印象を一言で表現するのであれば「オーラが綺麗」ということではないかと。

「オーラ」というと嘘くさい雰囲気もただよいますが、笑、ごくごく自然に考えてみれば、その人が心の中でもっている精神のあり方が、雰囲気となってにじみ出てくるということなのでしょう。「棟梁がいいから職方さんたちも皆よい人達ばかりなのよ〜。」と義母が何度も言っていたのが印象的でした。

お話をすればするほど、この人達と仕事をしてみたいなと思いました。
話をしていて、そう思わせるところがあるのです。

もちろん他にも良さそうな工務店さんはあったのですが、何か歩み寄れないというか壁があったように思いますし、見積の修正をお願いしていたら向こうからあっさりとお断りをされてしまいました。。。。

結果、渡辺工務店さんにお願いすることになり先日契約を交わし、無事に月曜日からリフォーム工事が始まります。随時そちらもレポートいたしますね!

そして今日息子さんに工事のために新居の鍵をお渡ししました。その際に頼んでいた請求書をいただきました。

家に帰って封筒から請求書を出すと他に一枚の手紙が入っていました。
「手紙・・・・?」



この手紙を読んで思わず涙が出そうになりました。少し出ていたように思います。笑
棟梁のまごころに触れて胸がいっぱいになりました。
これから約2か月。
お互いに努力しながら、最後まで渡辺工務店と一緒に頑張っていきたいと思います。





2014年9月8日月曜日

T夫妻の別荘打合せ 14/09/06

弊社の建築家紹介でT夫妻に山嵜雅雄建築研究室様を御紹介させていただきまして、打合せを重ねております。
作業的には来年の消費税増税を見込んで、速いペースで進んでいます。
今の予定だと来年の5月に完成予定です。

T夫妻のご要望

・絵が好きな奥様の開放的なアトリエを作ること
・子供達が広々とした空間で遊べること
・お義母様が将来的に喫茶店を開けるようなレイアウトにすること
・30坪ぐらいの大きさで作りたいこと
・大家族で集まれる空間にすること
・広いテラスが欲しい
・暖炉が欲しい


このような要望を伝えて、山嵜さんが第1回目のプレゼンテーションの際に準備してくれた模型です。
開放感があって素敵なデザインです。



別荘地の場所の積雪量を考慮して、片流れの屋根にしてもらっています。
傾斜がついているので雪が自動的に裏手に落ちて、開放面には積もらないので雪が視界を遮りません。

中をのぞいてみる奥様。
「こんな風になるのね〜!」
模型があるとさらにイメージが脹らみます。


外観をすごく気に入ってくださいました。
「カッコイイ・・・・・」と。

外観はシンプルに。そして内装は思いっきり奥様の夢を実現するというコンセプト。
開放感のあるアトリエを作り、暖炉を作り、別荘暮らしならではの楽しいお風呂やキッチンがいいと希望もどんどん具体的になってきました。そしてT夫妻が家族で冬に楽しむスキー板を置く風通しの良い納戸や、大家族で楽しく入れるお風呂なども今回要望としてプラスしました。今後は使いやすさや動線、生活スタイルを考えて、徹底的に間取りを工夫していきます。もちろん費用も。
それがオーダーメイド建築の良さですね。

次の打合せが楽しみです。

キッチン

キッチンは女性にとって城とも言うべき大切な場所。
私はキッチンとは「毎日料理を作って、片付けるという時には苦痛も伴う場所」でもあると思うので、できるだけ使うことが楽しいキッチンがいいなと思います。
もちろん普通に台所作業ができる日もありますが、「何もしたくないーーーー。」
という日もあります。でも片付けるのが楽しいと思えたら最高。
それはキッチンに愛着が持てるということにかかるのではないかと。

愛着が持てるキッチンってどんなイメージでしょうか?

どのキッチンを自宅用に入れようか?と考え始めると、私にはいくつかの前提条件があることがわかりました。

1.キッチンを決めすぎないこと。
→クールだけどもアクセントを取り入れた遊び心のあるニューヨークテイストが好み

2.オーブンや大型食洗機など望んでいる機能は揃えること
→オーブンを入れると雰囲気が壊れるみたいなキッチンは実用的ではないかも

3.リラックスした雰囲気があること
→料理をして、そこで生活している気配を感じるあたたかい雰囲気が好き

4.低価格であること
→高ければそれなりにかっこよく作れるのです

以上を踏まえてメーカーを選ぶと2つのメーカーに絞られました。

1つはIKEA。もう1つはSANWA COMPANY。

世界のIKEAと日本のSANWAと言えばいいでしょうか。
どちらも業界に流通革命と価格破壊をもたらした気鋭の会社です。

IKEAは欧米ならではのキッチンの使いやすさや天板やシンクもカスタマイズして組み合わせできるメリット、そして使いながら引き出しの中を小物類でアレンジメントしたり、一部にワゴンを入れたり、使い勝手をバージョンアップさせていくことができます。この楽しさはIKEAだからこそ。
デザインも欧米特有の決めすぎない「抜け感」があって、すごく魅力です。
このステンレスの扉にオーク材の天板。上に付けたシェルフといい、抜け感のあるかっこいいデザインです。


こんなふうに「引き出せるワゴン」を天板の下に組み合わせてすっぽり入れることもできます。最初にプランニングするときにワゴン用スペースを作ってレイアウトできますし、ワゴンもバラエティ豊かに揃っています。ありそうでない。こういうキッチン。。。



そして、シンク下の引き出しの中をゴミ分別スペースにすることができます。
よって、ゴミ箱が一切キッチンに出ることがないのです。
これはIKEAのキッチンの一番素晴らしいところです。
ゴミ箱ないだけでキッチンはどれほど美しくなるか。



さて、日本のSANWAが作ると同じステンレスキッチンもこんなにCoooooooL!
そしてステンレスの厚み、細部、全てに日本の職人技が冴え渡ります。
何と言ってもMADE IN JAPANという安心感。
そしてIKEAキッチンを10万円程度上回るぐらいの値段設定。




日本を代表する無印良品とのコラボ作品も新作で出しています。
こちらもかなり魅力的。やっぱりCoooooooL!
お値段もやはりIKEAキッチンをちょっと上回る程度。



欠点はあまりカスタマイズができないこと。天板などは選べません。
でも扉の色は写真のウォールナット、オーク、グレーから選べます。
引き出し内部が大きいのでIKEAのゴミ分別箱を入れられそうです。

この違い分かっていただけたでしょうか?

甲乙つけがたいキッチン。
どちらに皆様は惹かれるでしょうか?