2014年6月10日火曜日

好評開催中です

Before内覧会好評開催中です。6月末には撤去が始まってしまいますので、ぜひ今のうちに見にいらしてください。先週も何組かお越しいただきました。平日に随時開催しております。ご都合の良いお時間をお知らせください。

リノベーションする前の「使い勝手が悪いが、住めない訳ではない。間取りは最悪だけど、ぎりぎり住める。じゃあ何のためにリフォームするの?」いうレベルの状態の部屋を一度見に来てみてください。ビフォアの状態をご覧いただくことで部屋が生まれ変わる過程を一緒に体験できると思います。

ご連絡はこちらまで。info@platanuscorp.com

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確かに住めなくはない。むしろ前の家主が8年前位に一度壁紙等を貼り替える簡易リフォームをしているので、それなりに綺麗です。

では何のためにフルリノベーションをするのか?

自分たちの考える「生活スタイルを間取りに反映させるため」です。

リフォームと言いましても色々なリフォームがあります。
お風呂を交換、台所など水回りの設備等を交換するリフォーム、床の張り替えなどをするリフォーム。これらは部分リフォームと言えるでしょう。もちろん考え方としてよくあるものです。しかし、15年毎ぐらいにお風呂を交換してしまうやり方に違和感を感じていました。ただ、15年以上前の設備の導入に関しては、今よりも選択肢が無かったことも事実だと思います。無垢材のフローリングなどもこれほど市場に出回っていなかったように思います。体が心地よいと思う素材を追求して「無垢のフローリング材に交換したい」「漆喰壁にしたい」という要望などは、最近よく耳にします。年を取れば取るほどそう思うようになるそうです。

体が自然に感じる感覚に耳を傾けて、快適な素材を探すということは、洋服でも家でも身体に関わることであれば、とことん追求した方が良いのではないでしょうか?

山があって、緑があって自然の中で暮らすことが本当は一番ベストです。しかし都会で暮らす場合には、都会であってもできるだけ肌が呼吸する自然な状態で暮らすことが快適さにつながると思います。そしてその快適さは、普遍性につながるのではないかと思います。

そしてマンションの場合、次に大切なのは外観と内装が一致していること。やはりここは日本ですので、普通に機能的なマンションの内装が「思いっきりパリ風」とか「思いっきり純和風」みたいなのは、自然な状態ではないかなと。風土にあった、東京という場所にある、都会的で雰囲気ある住まいを追求したいと思っています。

持続可能性な暮らしをモットーにしていても、住み替えの場合はお風呂やトイレは他人が使ったものになりますから、水回りなどは交換したいと正直思いました。風呂交換は一度もされていないので25年前ぐらい前のものです。

それならば、次に使用するものはできるだけ長く普遍的に愛着を持って使えるものにしようと思っています。お風呂1つ、金具1つ、照明1つ。それを子供達に伝えたいと思いますし、子供達はそういう考えをスタートに持っていてほしいと思います。ただし予算内でおさめるための他との取捨選択で交換できないこともあります。やはり予算の範囲内で収まることがとても重要です。快適さを追求するために際限なくお金をかけようというものではありません。

昔、知人が言ってました。

「2000円以内で旨い店を探せ。金かければ旨いものなんていくらでもあるんだから」

妙に納得した覚えがあります。

少しだけ時間をかけて、ゆっくりと吟味する。間取りを考える。心地よい素材を考える。それは日本が経済発展をする中で忘れてきてしまった感覚で、本来備わっていたものなのだと思います。それを今、あらためて考える。そうして出来上がった住まいを次の世代、次の住み手に大切に住み継いでもらう。そう考えると全てが輪になっていくように思います。そうすることで少しずつ持続可能性のある世の中になっていくのではないでしょうか?


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